はじめに
ココシャネルは生前、「香水を付けない女性に未来はない」
という言葉を残しました。
フランス人にとって、香水を適切につけることは一種のマナーだそう。
TPOに合わせた香水の付け方をざっくりと知っておくことは非常に重要。
この記事では、香水の種類からつける際の注意点、ふんわり心地よく香らせる方法などについて解説していきます!
もくじ
・そもそも香水ってなに?
・香水の種類
・香水をつける前に
・香水をつけるおすすめの部位
・香水をつけるのはNGな部位
・何プッシュつけるべき?
・香水をつける時の注意点
・まとめ
それでは、解説していきます!
そもそも香水ってなに?
香水とは、香料をアルコールで溶かしたものです。
まずはここから知っておきましょう。
香水の種類
一般的に香水は3つに分類されます。
・持続時間:5~7時間
・濃度:10~15%
・特徴:少量でも香りが長持ちする
・プッシュ数:1プッシュでも十分
・持続時間:3~4時間
・濃度:5~10%
・特徴:適度に香りが持続し、ほんのり香る
・プッシュ数:1〜2プッシュ
・持続時間:2~5時間
・濃度:2~5%
・特徴:香りが消えやすいがまろやかで使いやすい
・プッシュ数:1〜3プッシュ
※日本の薬事法で決められている濃度ではないので、メーカーにより規定が異なります。
目的に応じて使い分けるのが良いですね。
香水をつける前に
香水をつける前に非常に重要なことは、身体を清潔にしておくことです。
香水は、体臭と混ざり合い香りを放ちます。
よって、体臭がある場所につけてしまうと、その体臭と混ざって香りが変化してしまうのです。
なんて魂胆でつけるとだめってことですね…
香水をつけるおすすめの部位
いよいよ、香水の付け方です!
香水は肌に直接つけます。
服などにかけるとアルコールが染みになる可能性もあるので気をつけましょう。
温度に反応して香る香水は、つける場所によって香りの広がり方が変わります。
どこにつけるとどのように香るのか、
ここを知っておくことでTPOに合わせて使い分けていきましょう!
しっかり香らせたいなら腰より上
耳のうしろ、うなじ
耳の後ろやうなじは血管があり、体温が非常に高い場所です。
少量つけるだけでも長時間しっかりと香ってくれます。
手首
手は、もっともよく動かすパーツです。そのため、香りが広がりやすいのが特徴。
しっかりと香らせたい場合、手首につけるのがおすすめです。
なお、作業中に色んな場所に擦れて香りがなくなってしまうこともあるので、付け直しが必要な部位でもあります。
この2箇所につけたい場合、片方の手首に香水をひとふきした後に、もう片方の手首にぽんぽんとつけ、
その後に両耳の後ろにもぽんぽんと軽く付けてあげると良いでしょう。
まろやかに香らせたいなら腰より下
香水のきつい香りが苦手!という人や、
今日は少し重めの香水をつけたい!
という時におすすめなのが腰より下につけること。
おすすめの場所は以下です。
腰
腰はあまり汗をかかないし、動きも少ない場所。
控えめに香ってくれるので、香りの強い香水をつけるのにぴったりな場所です。
服を着る前に1プッシュしてみましょう。
太ももの内側、ヒザの裏側、足首
脚は汗をかきにくい部分。
しかし、頻繁に動かすので、香りが適度に広がります。
女性は、スカートの中に1プッシュするのもおすすめです。
まろやかに香らせたい人に最適の場所です。
お食事の日におすすめなのは胸元
胸元(個人的に一番推したい)
胸元は体温が高く、香水が広がりやすい場所。
しかし、服を着ているのでうなじや手首ほどは強く香りません。
また、その人自身の体臭と混ざり合って香る場所でもあるため、ここにつけることによって独自の香りを楽しめます。
付け方としては、服の中にしゅっとひとふきするのがおすすめ。
CHANELのchance tendre、CHANEL特有の高級感と奥ゆかしさを残しつつも重過ぎない、清涼感と爽やかさのある、上品な香りにうっとり。最近これをつけていると必ず『今日いい香りがする!高級な香り!』と言われます🥰因みに服の中にシュッと1吹きすると上品に香るのでお食事に行く日はいつもそうしてる💐 pic.twitter.com/oJD5lmxiLV
— mirin usagi🐰 (@usagi_usagi____) February 23, 2021
服の中から独自の香りがふんわりと控えめに香るので、お食事に行く時におすすめの付け方です!
香水をつけるのはNGな部位
身体の中には、香水をつけるべきではない部分も存在します。
脇
脇の臭いが気になるからといって、脇に香水をつけるのはNGです。
脇は汗をかきやすく、さらに臭いが体内の中でも比較的強めの場所。
その臭いと香水が混じってしまうと、香りが変化してしまいます。
脇の臭いは制汗剤で抑え、香水は別の場所につけましょう。
足の裏
脇と同じく足の裏も汗をかきやすい場所。さらに靴下や靴を履くことで雑菌が繁殖しやすく、臭いもきつめ。
脇同様、臭いが気になるからと足の裏につけるのはやめましょう。
とりあえず、香水で香りをごまかすっていう考えは全般的にNGということですね。
何プッシュつけるべき?
香水って何プッシュくらいすれば良いんだろう?
と悩みますよね。
香水は基本的に1〜2プッシュが理想とされています。
(オーデコロンなどの香りが弱いものは3プッシュしても良い場合もあります)
香りが強めのものは1プッシュ、
香りがまろやかなものは2プッシュと
その香水のタイプによって使い分けるのがおすすめです。
しかし、同じ香水を毎日身につけていると香りに慣れてしまい、つけ足りないと感じてしまいます。
結果、つけすぎて周りから臭いがきつい人認定されてしまうことも…
鼻が完全に慣れてしまうことを防ぐために、日によって香水を変えることもおすすめです。
香水をつける時の注意点2つ
(1)日焼けに注意
ここで、私の祖母の言葉をシェアします。
祖母の手首には大きなシミが一つ。
『これはな、香水焼けやねん。香水は付けんなあかんけど、絶対に日焼けする場所につけたらあかんで。手首、首は本当に気をつけて。服で隠れる部分につけなさい。』
祖母がいつも口を酸っぱくしていっていることです。香水好きな皆さん、お気をつけて…
— mirin usagi🐰 (@usagi_usagi____) November 25, 2020
初めに書いた通り、香水はアルコールでできています。
つまり、日に当たると日焼けをします。
手首やうなじにつけても良いですが、長時間外に出るときには気をつけましょう。
(2)つけてすぐ擦らない
香水を手首につけてすぐにこすって伸ばす人がいますが、これはNGな付け方。
擦ってしまうと香りの粒が潰れ、香水の持続時間が短くなってしまいます。
つけるときはぽんぽんと軽く叩くようにつけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
香水について少し知っておくだけで、香水が楽しくなります。
香りによるリラックス効果や、人への印象付けなど、香水を使う目的は人それぞれかと思います。
注意点に気をつけつつ、シーンに応じた使い方で香水を目一杯楽しみましょう!!